ステキな選択

先日の教室のあと、友人と打ち合わせがてらお会いする前に

少々あいた時間でしたが、生徒さん達とお茶をしたところ、

お一人の生徒さんがご夫婦ともに携帯電話を持っていらっしゃらないとのこと。

 

ご主人様のお仕事柄、決してアナログではないことはすぐに分

「あえて持ていらっしゃらないのですね」とお聞きしましたら

「そうです」とのお答え。

 

私自身もかつて、外出先での電話は"不要” と持つことを拒否し、

比較的、携帯電話を持つのが遅い方でした。

 

いざ持ったもののいつも電源を切っており

自分が必要な時のみ電源を入れるという使い方をしていた時期があり、

お二人の場合は私の理由とは異なりますが、

またお仕事柄なくては困るという方も大勢いらっしゃるかと思いますが、

持たないという選択をし、公衆電話からご主人へお電話をするお姿には

なにか考えさせられるものがありました。

 

後日その方から絵葉書での礼状が届き

表にはとても丁寧な美しい文字で書かれた過分なお言葉に大変恐縮しましたが、

また裏にある美しい「朴の木の花」の絵の中には

「幸も不幸も まさか まさかの 我人生 まさか まさかの 出逢いがつづきます」

と印刷してあり、

お礼のお電話にて「とても素敵な絵葉書ですね」とお伝えしたところ

「先生にお会いした、今の私の気持ちです」とおっしゃっていただきましたが、

携帯電話を持たず、TVも置かないお二人での時間には、

本を読まれたりお話をしたりなど、流れる時間が変わってくるものと想像し、

ご主人の考え方に同調し、歩まれているそのお姿は本当にステキです。

 

メールや電話ではなく、私も手紙や葉書をお送りできるようになりたいものですが、

まずはその前に、"美しい字を書ける”というところから始めなければいけないようです。

 

絵葉書の言葉にあるように、

先週金曜、土曜日とたくさんの方との出逢いがつづきましたが、

きのうの苫小牧での社員研修の皆さまは、

とても楽しみながらも最後までレベルの高いレッスンとなりましたが

次回まで少々お時間があくため

どうぞ繰り返し行っていただき、身につけていただきたいと思います。