前を向いて

先日、小樽の企業様にお伺いしていたところ

「男性社員の歩き方見てほしい」となり

にこやかな男性が次々と現れ、急きょ小レッスンとなりました

 

遅れていらした男性が、とても穏やかで優しい笑顔の方なのですが、身長が高いせいなのかなぜか歩くときはいつも必ず頭を下げ、目線も下を向いたままで歩いているとのこと。

同僚も「そうそう」とうなずいていらっしゃいます。

 

「下は見ないで下さい。前を向いて歩く人生にしましょう。

いつもお顔を上げて、前を向いて歩く人生に変えましょう」とお声をかけレッスンを始めました。

 

そんなお姿を「顔を上げて歩いているのを初めて見た」と同僚の皆さんも笑顔で話し、

どの方もとても熱心に歩いて下さり、次回の社員研修には男性もご参加いただけることになり、

とてもうれしく思い、本当に楽しみです。

 

今週放送のNHK「プロフェショナル」にご出演の染色家で人間国宝 志村ふくみ氏が

生き物である藍染の藍が、約2か月ほどでかめの中で終わりを迎える際に、

その藍について「水準が高く衰えていくのか、水準が低く衰えて行くのか」とおっしゃり、

まるで自分に向けられた言葉のように感じたのは、私だけでしょうか。

 

年齢を考えてあきらめていらっしゃる方や、変えたくても状況的に難しく断念をしたりなど、

さまざまな思いを抱えていらっしゃる方も多いかと思います。

 

88歳にして周囲の反対を押し切り染色学校を開校し

なんとか後世に残したいという思いが伝わり、

今もなお、日々前を向き、凛としたその生きる姿勢には学ぶべきことが多くあり、

少しでも近づくことができるのなら、なりたいものです。

 

今すぐでなくとも、"できる日が来た時には”という思いや

"今できる小さなこと”からでも始めてみることが

とても大切なのかもしれませんね。

 

 

 

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左右の顔

いつも教室や研修先などで

「きれいな立ち姿」を左右でお伝えしておりますが、

モデルさんはもちろん左右、正面といろいろなポーズをとりますが、

最初に事務所からどちらのアングルのほうが良いかを決められ、覚えておくように言われます。

 

私は当時"左”と言われ、自分でもどちらかといえば左かなと

思っていたので良かったのですが、

自分が好きではない方を言われたモデルさんはとても嫌がります。

 

カメラマンさんの中には、最初に「左右どちらですか?」と聞き

横からのアングルの場合、

可能な限り言った方向で撮ってくださるかたもいらっしゃいます。

 

最近はあまり聞きませんが、昔の女優さんなどは、

絶対にご自分が決めた方向のみしか

撮影をさせないという方もいらしたようです。

 

年齢とともに変わるのか、たまたま私がそうなのかは分かりませんが、

数年前より"左”から"右”へと変わったような気がすると思っていましたが

プロフィール写真撮影時にカメラマンさんより

「右の方が良いですね」と言われ、やはり変わっていたようです。

 

教室などでも、ご自分でお好きな方が左右どちらかを知っておき

可能な場合は 少しそちら向きで撮ると良いかもしれませんねとお話しています。

 

皆さんは、右、左、どちらになりますか?

 

 

 

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しなやかな身体

前回壁立ちやストレッチなどを実践し、とてもキレイな身体の

ラインに変わっていた生徒さんと、カレンダーの関係で3週

ぶりにお会いし「今日はまたどんな風に変わっているのか

とても楽しみに来ました」と拝見すると(プレッシャー?)

さらに変わっており、昨年はきつくて着て歩けなかったとい

うこのお写真のようなタイプで

お色はシックなグレーでとてもエレガントなお召し物がよくお似合いでした。

(ウォーキングはけっこう汗をかくため、半袖やノースリーブで良いくらいです)

 

体重は?と伺うと、以前行っていたダイエット以来、体重を計るのがトラウマになり

計っていないとのことですが、そんなことよりも、目でみたことだけで十分と思えるくらいに

しなやかで美しい身体に変わっており

「この夏が楽しみですね~」と私のほうが興奮していました!!

 

やはり日々の積み重ねが大切になり、なかには何もせずともスリムな方もいらっしゃいますが

それはごくまれであり、私のような年齢になると

何もせずにいるとウエストなどもなくなり、日々身体を作ります。

 

時間がある時に行えるものや、時間がない時にさっとできて効果的なものなど

いろいろなタイプのストレッチやキレイな身体の作り方や食べ方などをお伝えしていますが

いや~うれしいですね!!

 

最初にお伝えする、キレイな姿勢や身体の作り方や

順々と行う"美しい立ち居振る舞い”も

すべて最初は皆さん「え~つらい」や「うーんきつい」とおっしゃいますが

繰り返し行うことで、なんなくこなすことができ

しなやかで美しいたたずまいに変わっていきます。

 

歩き方も先日お伺いした社員研修や教室などでも

皆さま、なかなかご自分の歩く姿を見ることがないために、

意外とご自分が内股でお歩きになっていることに、気づいていないことがよくあります。

歩き方を変えるだけで、しなやかで美しい身体に変えることができる方もいらっしゃいます。

 

一度歩きながら、ご自分の足元をご覧になり、

内股だとお気づきになった方は、どうぞお直しいただければと思います。

 

 

 

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残る言葉

最近、たまたまつけたTVで「国際霊柩送還士」なるお仕事を

紹介しており、初めて聞く職業でしたが、海外で亡くなった

方が日本に帰るための手続きや腐敗処理などを行うお仕事だ

そうで、木村利惠氏のお話に衝撃を受けた方も多くいらした

かと思います。

「私たちはただ口を開けて待っているのではなくその人が亡くなった国にまで魂をつかみに行く」という思いで仕事をしています と話しておられ、

その使命感は見ている者にも伝わるものでした。

 

以前ブログに書かせていただいたNHKの「プロフェショナル」で紹介された

サービスマンの宮崎辰氏も番組の最後に

「自分ができるんだと思ったら、それはプロフェッショナルをやめる時だと思います。」と

おっしゃり、

TBSの「夢の扉」で紹介された、三菱航空機のチーフエンジニアの岸信夫氏は、

子供の頃からの夢である飛行機を造り、国産初のジェット旅客機開発を成功させ

「とことん落ちこまないと夢は引き寄せられない」との言葉で、

先週放送の工業デザイナーの宇田川信学氏は

NYの地下鉄をデザインが持つ力で再生させ、地下鉄犯罪が7割も減り、

「過去20年で最も影響力があるニューヨーカー100人」に選ばれ

「意志あれば道あり」と最後に言っていた言葉がとても印象的でした。

 

本日打ち合わせでお会いしていた方も、お勤めの会社を少しでも良くしたいとの思いが、

そのお手伝いをさせていただく私にも伝わり、 その思いが色々な事を繋げて行き、

人を動かす力となることを強く感じました。

 

いずれも、覚悟や使命感、信念を持った方々の言葉や思いであり、

ゆえに重く、深く心に響き、いつまでも残る言葉となるのでしょうか。

 

 

 

 

 

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足の重心

先日、以前より大変お世話になっている方の所へお伺いすると

私のブログをお気に入りに入れてくださり

いつも見てくださっているとのお言葉で、

たいへん光栄でうれしい思いです。

 

パソコンが苦手な私がHPを作る際などにとてもお世話になった

パソコン教室のドリームプラスさんですが、

基本的には本を見て分からない時に質問をするのですが、

私の場合 ん? ん?う~ん?が多く

ほぼ先生がつきっきりでいてくださり、

それでも2回目を終えて帰宅したときには

私には無理だなと専門の業者さんを探したりもし、

けれども冷静に考えると、いまさら先生に作るのは止めますとは言えないなと思い直し、

何度も何度も変更を繰り返し、なんとか完成できたのも、

全てドリームプラスさんのおかげなのですが、

完成しほっとしたのもつかの間で、今度はブログへとなり、自分がブログをすることは

一生ないだろうとまで思っていたので、 

ブ、ブログって。。。というところから 始まっており

皆さまのお言葉は本当にうれしく、励みになります。

 

先週になりますが、私の前を歩いていた20代とおぼしき女性の足元にふと目が行き

普段はそんなにじっと他の方の歩き方を見ているわけではないのですが、

その女性の足の重心があまりにも外側にかかっており

とても気になり、近づいて足を食い入るように見ている自分に気づき、

我に返り慌てて追い越したのですが、追い越す際にも、

「お願いです!!足の重心は内側にしてください」と言いたい気持ちを抑えるのに

大変なくらい外側重心 になっており、とても残念な思いです。

 

キレイな歩き方をするには、足裏の内側に重心をおき

脚はすり寄せるようにし(脚がつかない方もすり寄せるイメージで)

腕は体の後ろ側に流します。

外側重心でいるとO脚などの原因にもなり、キレイな歩き方とは真逆になります。

 

もし、どなたかの後ろにへばり付き

食い入るように足元を見ている怪しいオバサン

を見かけたら、・・・私かもしれません。

 

皆さま、どうぞお気を付けくださいませ!!

 

 

 

 

 

 

 

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