ステキな選択

先日の教室のあと、友人と打ち合わせがてらお会いする前に

少々あいた時間でしたが、生徒さん達とお茶をしたところ、

お一人の生徒さんがご夫婦ともに携帯電話を持っていらっしゃらないとのこと。

 

ご主人様のお仕事柄、決してアナログではないことはすぐに分

「あえて持ていらっしゃらないのですね」とお聞きしましたら

「そうです」とのお答え。

 

私自身もかつて、外出先での電話は"不要” と持つことを拒否し、

比較的、携帯電話を持つのが遅い方でした。

 

いざ持ったもののいつも電源を切っており

自分が必要な時のみ電源を入れるという使い方をしていた時期があり、

お二人の場合は私の理由とは異なりますが、

またお仕事柄なくては困るという方も大勢いらっしゃるかと思いますが、

持たないという選択をし、公衆電話からご主人へお電話をするお姿には

なにか考えさせられるものがありました。

 

後日その方から絵葉書での礼状が届き

表にはとても丁寧な美しい文字で書かれた過分なお言葉に大変恐縮しましたが、

また裏にある美しい「朴の木の花」の絵の中には

「幸も不幸も まさか まさかの 我人生 まさか まさかの 出逢いがつづきます」

と印刷してあり、

お礼のお電話にて「とても素敵な絵葉書ですね」とお伝えしたところ

「先生にお会いした、今の私の気持ちです」とおっしゃっていただきましたが、

携帯電話を持たず、TVも置かないお二人での時間には、

本を読まれたりお話をしたりなど、流れる時間が変わってくるものと想像し、

ご主人の考え方に同調し、歩まれているそのお姿は本当にステキです。

 

メールや電話ではなく、私も手紙や葉書をお送りできるようになりたいものですが、

まずはその前に、"美しい字を書ける”というところから始めなければいけないようです。

 

絵葉書の言葉にあるように、

先週金曜、土曜日とたくさんの方との出逢いがつづきましたが、

きのうの苫小牧での社員研修の皆さまは、

とても楽しみながらも最後までレベルの高いレッスンとなりましたが

次回まで少々お時間があくため

どうぞ繰り返し行っていただき、身につけていただきたいと思います。

 

 

 

0 コメント

視線への意識

数年前まで地下鉄などで座っている女性の足元を見ると、

40以上と思われる方は服装に関わらず

きれいに足先を揃えて座っている方が多かったのですが、

最近はこれまた服装に関わらず、スカート姿の女性でも

足を閉じて座っている方をかける事は

めっきり少なくなりました。

 

先日、地下鉄に乗り座っていたところ

途中の駅より乗られた若い女性が私の前に座り

スリムなデニム姿の美しい方でした

きちんと膝を付け、つま先まで揃えて座り、

私も、いつも皆さまにお伝えしているように座っていたところ

その女性の視線がじっと私の足へと注がれているなか、

一駅ごとに女性の膝が段々と離れていき

まぁ仕方がないかと思いながらも私の降りる駅へと近づき

私の仕草でそのことを察した女性の視線が、また食い入るように私の足へと注がれ、

こんなに重い荷物を持って、きれいに立ち上がることができるだろうかと思いつつ

「きれいな座り方・立ち方」をお伝えしている身としては

「いやいや、お手本にならねば」と思いながら視線を感じていましたが、

その視線を意識することがとても大切になり、

以前のブログ「美しい女性」の中で書かせていただいた驚くほど後ろ姿が美しい女性は

やはり常に背中も意識をしていないと決してなれるものではありません。

 

先日伺った社員研修でのお手本のようにきれいな歩き方の男性も

姿勢や脚の運びが綺麗なことだけではなく、

後ろ姿への意識も高く、そのことがさらにきれいな歩き方へとつないでいきます。

 

地下鉄が通り過ぎ、無事きれいな立ち方ができたことにホッと胸をなで下ろし、

重い荷物がさらに重く感じながら帰路につく私でした・・・

 

 

 

0 コメント

懐かしい贈り物

先日、デュオ教室の生徒さんたちと今度お茶をしましょう

という話になり、

アドレスを教えていただき、メールをしたところ

返信では、身に余るお言葉をいただきまして

ありがとうございした。

 

「お茶会」とても楽しみにしておりますね♪♪♪ 

 

きのうは、前ページワンの故伊賀社長の娘さんたちとランチをし

右上の写真は伊賀さんのお孫ちゃんです。

残念ながら下のお孫ちゃんは、おねむでした。。。

 

帰りに娘さんのMちゃんよりオーストラリア旅行のお土産とともに、

私の昔の宣伝材料用の写真などをたくさんいただきました。

 

数年前にも社長より私の作品をたくさんいただいて大変感激いたしましたが、

今回いただいた写真も懐かしさのあまり

元マネージャーである友人と見た瞬間

同時に「きゃー!!」となぜか女子になり

見るもの見るもの懐かしく、

最後の1ページをめくった際には、声のトーンがかなり上がり

私の「きゃー」は「ギャー!!」に近いものに変わりました。

なんと、み、水着姿でした・・・

 

後ろには川が流れ、ロケでのものですが

一体何のお仕事で何処で撮ったのだろう?と

まったく記憶のないもので、

いずれの写真も太い眉で、髪型なども時代を感じさせ、

着物姿以外のものは、「そうそう、こんな時代だったよね~」と

みょうに盛り上がった私たちでした。

 

「あ~水着の写真が一枚で良かったー!!!」と安堵し、ふと考えてみると

もう人様の前に水着姿で出るようなご迷惑をお掛けするわけにはいかず、

そう考えると貴重な一枚であり

四半世紀以上前の写真を、大切に取っていただいていたことに感謝をし、

今後は大事に保管をしたいと思っております。

 

それにしても、私にもあんなに若い頃があったのかと、

しみじみ思った一日でした。

 

 

 

 

0 コメント

歩幅

通常モデルさんの歩き方は、歩幅は大きくと指導されます。

大きなステージでは、歩幅を大きく速く歩かなければいけ

いこともありますが

またそうすることによって

さっそうとし、ステキに見えます。

 

しかし、私個人の考えとなりますが、

それをそのまま普段やってしまうとエレガンスさに欠け

じっさい私自身もモデルを辞めてから

歩き方がさっそうとしてかっこいいと女性から褒めていただき

とてもうれしいことではありましたが、

ある日ロングスカートを穿き、歩く姿をショウウィンドーで横目でみたところ

あまりにも歩幅が大きく、パンツならまだしも、

せっかくのフェミニンなスカートなのにとがっかりし

歩幅を少し狭くするように変えた経験があり、

レッスンの時には、男性には少し歩幅は広くとお伝えし

女性には歩幅が狭すぎる場合しかあまりふれず、

あくまでもエレガントに見えるようにと心掛けております。

 

「エレガンスウォーキング&美しい立ち居振る舞い」と

私の教室や研修先でのエレガンスを付けさせていただいた理由は、

そんな思いからとなっております。

 

けれどもさっそうとし、かっこいい歩き方がご希望の方は、

少し歩幅を大きくしていただくと、よろしいかと思います。 

 

 

 

 

0 コメント

左右の肩

いつも研修先や教室などで

初回に両足を肩幅で開いて立っていただき

姿勢などのチェックをさせていただいておりますが、

右どちらかの肩が下がっていることが多く

なかにはどちらか一方が極端に下がってしまっている方が

いらっしゃいます。

 

先日も極端に右肩が下がっていた男性にその事を告げ、

気をつけていただくようにお伝えし、その後社員研修でお伺いしたところ

わずか10日ほどで直っており、

毎日ご本人が意識をしながら過ごしていただいていたことがよく分かり

またお顔を上げ積極的に何度も歩いて下さるお姿には大変感動し

うれしい限りです!!

 

原因の多くは、いつも同じ側で荷物を持っていることなどで

しばらくの間はいつもと逆側で持つようにし、

左右の肩の高さが同じに戻ったら

今度はどちらか一方ではなく、常に交互に持つようにし、

左右同じ高さを維持していただければと思います。

 

今回、女性はもちろん、男性も歩き方や立ち居振る舞いなどへの意識の高さを痛感し、

真剣に取り組んでいただいたことへ感謝をし

少しでもそういった男性も増えていただきたいと切に願います。

 

皆さまも一度ご自身で確認をしていただき

どちらかが下がっているとお気づきになった方は、

すぐにお直しいただければと思います。

 

 

  

0 コメント