届かぬ思い

昨日の朝、増田明美さんがゲスト出演なさっていた番組の最後

に織田裕二さんの曲をリクエストなさり、世界陸上が始まる事

を知り、そのリクエスト曲がマキシ・プリーストさんとの曲で

思わず昔大ヒットしたマキシ・プリーストさんの曲を思い出し

「クロス・トュ・ユー」が聞きたくなり、検索し見つけて

入っており、すっかり世界陸上からかけ離れてしまった私

が、女子マラソンが始まる頃にはちゃんとTVの前に座り、食

い入るように見つめていました。

 

始まる前にインタビューでそれぞれ答えていらした内容がまた

三者三様で、福士選手は「結果を出せなければ、マラソンをや

ったとは言えないので、失敗しても何度でも挑戦し続けます」

と答え、木崎選手は「マラソン選手を断念した父の分まで頑張

ります」と答え、9年ぶりの世界大会出場となる野口選手は

「諦めなければ、願いが叶うことを知ってほしい」と答え、そぞれの色々な思いを感じられました。

 

結果はご存じのように、福士選手が銅メダルとなり、木崎選手も4位入賞となりましたが、途中棄権となった野口選手の、何度も足を止めてはまた走る姿には、胸を打たれた方も多いかと思います。

 

野口選手のこの9年間は、どんな思いで過ごしてこられ、一緒に練習をと志願した福士選手も驚くほどの練習量をこなしていたそうで、どんなに残念な思いでいるのだろうかと思いを馳せ、一体神様は何を求め、何をお与えになっているのだろうかと考え、胸が締め付けられる思いで床につき、納得のいかない事も人生にはあり、努力をしたことすべてが結果へと繋がるわけではないことや、結果にはすべて理由があることも十分承知しておりますが、それにしてもという思いが頭から離れぬ夜となりました。

 

4位入賞の木崎選手も終了後、何度も堪え切れずに涙を流し、「正直本当にくやしいけれど、福士さんがメダルを取ってくれて嬉しいです」とおっしゃっていたのも印象的でした。

 

結果が悪いと、本人に罵声を向けたり、会社にFAXで嫌な言葉を送ったりする人がいるそうです。

 

せめて、そんな人が一人もいないことを、深く望みます。

 

 沢山の感動を与えてくれた、福士さん、木崎さん、野口さん、本当にお疲れ様でした。