しなやかな手

遠い昔、三越百貨店さんのお仕事で、お客様にお送りするお葉書を

夏にお送りするために、シンクロナイズドスイミングでの設定との

ことで、大変な撮影となる事は想像ができ、シンクロの経験は1度

もなく、自分なりに色々なポーズを用意し、いざ撮影へとなります

が、現在のガトーキングダムさんがまだテルメさんだった頃で、4

の始めだったのか、屋外のプール場には、まだ数か所雪の山があ

うな寒い中、スタイリストさんが真っ白な水着に施した、とて

手作りとは思えぬ程の、見事なスパンコールの付いた水着を纏い

ウォータープルーフのメイクや、髪までもスタイリストさん整え

てもらい、鼻栓けて、にわかシンクロスイマーの出来上がりと

なりました。

今はどうかりませんが、当時のスタイリストの皆さんは、撮影に必要とあらば、や小物など、手に入りにくい物や、レンタルの難しいものなどを手作りし、時にはヘアーをも担当するなど、なんでもこなすスーパーウーマンの方々でした。

 

当然ポーズは全て、指先から足先まで綺麗でなければいけませんが、水しぶきも綺麗でなければいけないとあって、ポーズと水しぶきの両方が良いものとなるには、正に至難の業となり、撮影中には無我夢中で感じなかった寒さにも、途中休憩でプールから上がった際には我に返り、あまりの寒さで震えが止まらず、想像以上に過酷な撮影でしたが、今となっては良い想い出となりました。

 

その時のテスト用の写真を、何故か前ページワンの故伊賀社長がもっており、まだ社長がお元気でいらした3年位前に、20数年の時を経て私の手元に届きましたが、真っ直ぐに腕を伸ばし、水中で頑張って作り上げた、しなやかそうな指先を見つめる姿がありました。  

 

教室や企業様でのレッスンで、腕の動かし方やきれいな指先の作り方や見せ方が、とても難しいと皆さんおっしゃいます。


考えてみると、確かに腕を振る時や、指先などを意識するようなことは、普段あまりないように思います。

 

皆さん腕や指先を意識することで、脚が曲がってしまったり、姿勢が悪くなったりと、つい癖が出てしまいますが、それは新人のモデルも同様で、日々のレッスンにて身に付けて行き、教室のレッスンなどでも、回を重ねることで身について行きます。

 

先週お伺いした札幌での社員研修の皆様も、<壁立ち>を、楽しそうに何度か行ってくださいましたが、それもまた、日々続けることによって綺麗な身体へと変わっていきます。

 

やはり何事も、一朝一夕とは行かないようです。