所作

地下鉄の車内広告にふと目をやると

　駅からはじめる「エキササイズ」　とあり、

思わず、うまい！と感心。

その上を読んでいると

～札幌の成人で最も運動量の少ないのは２０代って、知ってた？～とあり

知りませんでした～と思いながら

地下鉄を降りて階段へ。

 

札幌の地下鉄構内の階段には、

いつからなのか数段おきに

「階段は自転車の２倍カロリー消費」

「体の基本は足腰から」

 「バランスのよい食事を」などのメッセージがあり、

その横には「ここまで上がると0.8kCal」など

消費カロリーの表示まであって、

初めて見た時には「次の階段もがんばって！」にクスッと笑い

最後の段にあった「おつかれさまでした！」のメッセージに

思わず「はい！」と心でつぶやいていましたが、

大変好評なようですね。

 

 

6月6日放送の　Eテレ　「SWITCHインタビュー　達人達」は

桂　由美さん×IKKOさんでしたが、

お二人の仕事に対する姿勢は、大変勉強になりました。

IKKOさんは、女優さんやモデルさんの立ち振る舞いから多くを学んだそうですが、

昔、女優の　松尾　嘉代さんが縁側でゆかたで撮影のときに、

ななめ座りで床にしなった手のポーズを、１時間の撮影のあいだ、

床に手をついているものと思っていたら、なんと！数ミリ浮かせていたそう。

「手をついてしまうと力が入ってしまい、力が抜けたように見せるためには、

数ミリ浮かせることが重要」とおっしゃったそうですが、

１時間それをやってのけるとは、

「２時間ドラマの女王」と言われた方は、やぱり違うのですね！！

 

あらためて、その「立ち位置」にいることは、すべて理由があってのことと感じます。

 

またIKKOさんは、

「所作というものは、めぐりあったときにその所作を自分のものにしなければいけないと思う」

とおっしゃり、何度も何度もくりかえし、身につけるそうです。

 

《立ち居振る舞い》をお伝えする身としては、身の引き締まる思いで聞いていましたが、

良きお手本となりますよう、また、お伝えしたことを身につけていただけますよう、

務めてまいります。

 

”日々の立ち居振る舞いが、自分をつくる” ことを肝に銘じて✧